アンナ　ネトレプコの　清教徒

昨日は、午前中と夕方から生徒さんのレッスンがあったのだけど、昼間時間があったので

（なんで時間があいたかというと、あれだけ言ってた歯の矯正をやめたからです。お騒がせしてすみません。

１２日の演奏会、とってもよく歌え、矯正をしなくても、いま、順調に伸びているので、もう少し様子をみながら、自力で頑張ることにしました！！）

練習をしたあと、東京音大に

今度歌うつもりの

Qui　ｌａ　voce　ｓｕａ　ｓｏａｖｅ　の勉強をするため、ＤＶＤを見に行きました。

このエルヴィーラのアリア　はよく歌われますが、このオペラ　清教徒（Ｉ　ｐｕｒｉｔａｎｉ）　は

聴きに行った事がありません。

なんで機会がないのかな～と思いながら、映像資料を探してみると、

グルベローヴァとネトレプコのしかなかった！！

グルベローヴァも素晴らしいんだけど、軽々歌って、華麗な感じの素晴らしさが想像できたので、

ネトレプコをチョイス！！

それが良かった♪

やっぱり想像を超える、びっくりの連続！！

まず、歌唱力はもちろん、幸せな喜びのカデンツァに始まり

艶っぽさから、少しスモーキーな、狂乱の色合いや、切なさや　本当にいろんな音色や表現を全身全霊でされていて

もう、お目目まん丸、耳は心地よく、鳥肌たって、心にしみました。

１部、２部、３部とおんなじ人物なの？！

と疑いたくなるよう！エルビーラの心の変化が本当に繊細かつ大胆に表現され、私の胸に迫ってきました。

感動がまとまってなくてすみません。

狂乱の部分なんて、ねっころがって、オーケストラピットに首をガクッと垂れ下がらせて、ずり落ちそうな感じで歌うの。いやー、びっくりです。

まさに狂っちゃってる感じ。

あれが出来たら面白そうです。ほんとに。

上演機会や映像資料が少ないのも納得。はじめから、さいごまで、主人公のエルビーラさんは超絶技巧の連続で、これを歌いきれる歌手はなかなかいないだろう。。と思いました。

やっぱりネトレプコはかっこいい～！！大好き

歌手は体力要りますね。

いきなりそこにたどり着けはしませんが、地道にまずアリアから。

私なりの、愛しているからこその、悲しみに狂う悲痛な表現。探求していきたいです。

と、同時に、狂うぐらいの愛を経験してみたいとも思ってしまう私でした。