奥様女中

今日は二期会でレッスンを受けた
ダリオ・ポニッスィ先生が、芸術監督を務められている
D.O.C.G.＆Accademia のペルゴレージ記念公演を見に行きました
前半はペルゴレージの劇中音楽会といって
ペルゴレージが愛したマリアという女性との恋愛を、ペルゴレージの作曲した曲に載せて劇中曲として紹介する
といった新しく独創的な思考をこらしたものでした。
ペルゴレージの曲は繰り返しが多いので、普通の演奏会形式だったら寝ちゃいそう～な知られざるいい曲が
劇中劇として主人公の感情に合わせて選ばれてるので、分かりやすくて感情移入しやすくていいなあ
こういう構成は参考になるなあと思いました。
でも何といっても
奥様女中のセルピーナ
高橋董子さん
とっても可愛くてイキイキとしたセルピーナで
初めて全部みた奥様女中が彼女でよかったなあ
って、スーブレットのお手本として、とってもイメージが沸く演技でした
デスピーナ18番（1幕フィナーレ）の大変参考になりました。
私は演技やり過ぎって言われるけど
高橋董子さんだって、とってもイキイキと跳ね回って可愛くてチャーミング
違いは私は演技で動くので支えが浮いて歌が喉になっちゃう
董子さんは支えがぶれない！（素晴らしいプリマドンナなので、当たり前ですが）
でもそれをみて、なんだ、方向性は間違ってないじゃん
私の演技に支えが浮かなくなればいいんだ！
と嬉しい発見
またイタリア語の発音が凄くクリアで
今までのイタリア語で何となく引っかかってた部分が
イメージがぱ～っと開けた感じがしました
もちろんデヴィーアとかエヴァメイとか
生粋のイタリア人の生歌が一番参考になるけれど
日本人だからこそお手本にしたい部分があったというか
久しぶりに大ヒットした演奏会でした
1月23日のムジカチェレステの時も、久しぶりにイタリア語ばかりだから
明日はもう一度言葉と発音を丁寧に見直しながら練習しよう