2017年11月8日(水)・9日(木) オペレッタ「Missシカゴ公爵」

Musica Celeste
第10回記念本公演&浅草オペラ100周年記念事業第3弾

オペレッタ「Missシカゴ公爵」 Die Herzogin von Chicago

エメリッヒ・カールマーン作曲 Emmerich Kálmán、

~オリジナル台本による日本語上演~

チラシ 表 PDF

チラシ 裏 PDF

日時

2017年11月8日(水),9日(木)(各公演30分前開場)

虹組
8日14:00、9日18:30

夢組
8日19:00、9日14:00

チケット

S席10,000円
A席7,000円
桟敷自由席5,000円

8月1日 18:00 発売開始

チケットプレイガイド

●ペイデザイン

ファミリーマートでの現金清算・クレジット決済・指定席選択あり・チケット引き取り
https://ticketpay.jp/booking/?event_id=9247

●株式会社ムジカ・チェレステ(電話予約)

03-6804-9702

受付時間
9:30〜21:30

※電話予約は1件につき500円の手数料がかかります。

会場

渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール
東京都渋谷区桜丘町23-21 6階
(渋谷駅から徒歩5分)

会場地図
http://www.shibu-cul.jp/access

駐車場はございません。
公共機関をご利用ください。

概要

100年前に大流行した浅草オペラ、

同時代に生み出されたオペレッタ「Missシカゴ公爵」

アメリカ生まれのシカゴ財閥令嬢メアリーが好む音楽はジャズ、チャールストン、フォックスロット

ヨーロッパの王子ボリスが愛するのはワルツ、チャールダーシュ。

国境や文化を超え、互いに惹かれる二人。

争いではなくお互いの違いを認め、寄り添い愛しあう幸せ。

後にナチスの迫害を恐れてアメリカに亡命した

カールマーンの平和への祈りが込められています。

ジャンルや人種の垣根を超えてそれぞれの音楽やダンスや国の魅力を体感し、理解し合うことの素晴らしさを表現し、これからの100年をリードしていくべく、エンターテインメント・クラシック®の新時代を築きます。

高貴な王子様、私はあなたとチャールストンを踊りたい

私は王子をお金で買いました!

どちらのメアリーも私!女心は繊細なの。

主催・問い合わせ先

株式会社ムジカ・チェレステ

東京都渋谷区松濤1丁目8−16
アトラス松濤3階 チェレステ・スタジオ松濤

TEL 03-6804-9702
FAX 03-6804-9750

info@musica-celeste.com

https://musica-celeste.com

 

あらすじ

『Missシカゴ公爵』あらすじ(デッカCD版による)

 序幕(Vorspiel)

シルヴァーリエン国の王位継承者シャーンドル王子は、祖国の油田がアメリカの大富豪、シカゴのベンジャミン・ロイドに担保に取られたことで怒っている。そこで彼は、少し気晴らししようと、お忍びでブタペストへ逃げ出す。彼はまた近々従妹の、モレーニエン国のローゼマリー姫と結婚することになっており、この姫もシャーンドル王子同様、貧しいのである。

[王子たちがやって来た]「グリル・アメリケーヌ」の客たちは、チャルダーシュや古き良きウィーンの楽曲より(王子には耐えられない)チャールストンやジャズを好んでおり、王子と馴染みの楽団長も、演奏を許されているのはジャズだけ、という有様。

そこへマリー・ロイド嬢が、父親の私設秘書ジョニー・ボンディと共に現れる。ボンディ自身も大富豪なのである。マリーは、「若い婦人の変てこクラブ」の一員としてヨーロッパを旅行中で、その目的はひとつの賭を行うことだった。その賭とは、金で手に入れるのが最も難しいものを手に入れたものが、百万ドルを得る、というもので、マリーは[シャーンドル王子のお伴が化けている]にせの王子とチャールストンを踊りたがる。

[にせの王子の]副官に化けているシャーンドルは、その要望を王子の意向として断るが、ワルツなら喜んでお相手下さるだろうと言い添える。続いて、金にものを言わせて、チャールストンだ、ワルツだ、と曲の取り合いが起き、シャーンドルが負ける。店の客たちはジャズをほめそやし、マリーは近いうちに必ず王子とチャールストンを踊ってみせる、とシャーンドルに宣言する。

あらすじ:第1幕(Erster Act)

シャーンドル王子は自身の誕生日を祝い、おじであるパンクラツ王に代わって政務を引き継ぐ。王子は、マリー・ロイドのジルヴァーリエンへの到着を知らされ、また彼女が、住民にチャールストンをはやらせようと企んでいるのを知り、ただちにそれを全土で禁止させる。

ボンディは、マリーが王の城を購入して、徹底的に改装するつもりであることを、ジルヴァーリエンの大臣たちに伝える。マリーは六百万ドル払う用意があり、大臣たちは承諾する。

モレーニエン国のローゼマリー姫(舌足らずな発言をする、一種の障害がある)が登場し、本人たちと関係なく、シャーンドル王子と姫との結婚話が大臣たちによって進められていることを知る。

シャーンドル王子は、マリーが城をどうするつもりか知って、激怒する。マリーは子供時代の人形をひきあいに出して、弁明する。(その人形は)すてきな制服を着ているが、中身はわらだけだ、と。

ボンディとローゼマリー姫は偶然出会い、姫は、発音障害のせいで金持ちからは相手にされず、貧しいシャーンドル王子と(王家間で決めた)結婚をしなければならない、と話す。ボンディは、自分も事情はまったく同様だ、自分たちが猛反対しようが、自分とマリーの父親たちは自分たちをなにがなんでも結婚させるつもりだ、と嘆く。

シャーンドル王子は、マリーが一新しようとしている“古ぼけたガラクタ”が、自分は(幼少期の思い出に満ちた)いかに大事な場所であるかを、詳しく説明する。ついにはマリーも、王子の正体を理解する。王子は白の売却に同意するが、その代金は国民の福祉のために用いられることになっている。

王子が(城での)最後の閲兵式に臨む間に、マリーは父親に「城を買った。そこに付属している王子も手に入れるつもり。」と電報を打つ。

あらすじ:第2幕(Zweiter Act)

買い取られた城は、莫大な費用をかけて最新の設備が施されたが、シャーンドル王子が気づいたように、その伝統的な良さは失われてしまった。王子は、相変わらずマリーと踊るのを拒んでいたが、マリーがワルツを習っているので、笑ってしまう。マリーも負けてはいない――なぜ、彼女のジャズ楽団長が毎日王子の元へ行くのか? 王子は、チャールストンをマスターしなければならない、と打ち明ける。チャールストンを全土で禁止させたので、おおっぴらに、とは行かなかったのだ。

ジルヴァーリエンの大臣たちは、王子とマリーとの結婚に希望を抱く。パンクラツ王も同意し、マリーをシカゴ公爵に叙するのだった。こうするとマリーは、その花婿候補たる王子と同等の身分となる。ボンディには、その骨折りをたたえて、ダビデの星勲章と世襲伯爵位が授与されることになる。あとは、マリーの父ロイド氏の同意を得るだけとなる。

ロイド氏が、「若い婦人の変てこクラブ」のメンバーと共に到着する。マリーは父親に不可解な電報について説明するよう迫られる。マリーは、自分が王子に恋していることを打ち明けたくないので、例の賭けのことを伝えるが、ロイド氏は事情を理解する。

ローゼマリー姫とボンディは再開し、ボンディは。貧しい王子ではなく裕福な伯爵が求婚したら、と尋ねる。姫は、大感激して、この申し出を受け入れる。

ロイド氏はシャーンドル王子を念入りに観察しようとする。王子は、マリーが自分に恋しているなどとは思ってもいないのである。はじめは王子のことを全くのイエスマンだと思っていたロイド氏も、やがて王子の性格の強さを悟る。

「変てこクラブ」のメンバーは王子を品定めし、(例の賭けの)一等賞はマリーのものだという決定に至る。王子は、大臣たちが自分をシカゴのロイド社に売るつもりでいることを知り、またマリーの電報を入手し、裏交渉に腹を立てる。

マリーが、侯爵に叙せられたことが公表され、その一方王子はある生命を発表する――ローゼマリー姫との婚約である。これには、ボンディもマリーもただただ驚くばかり。

あらすじ:終幕(Nachspiel)

「グリル・アメリケーヌ」で、パンクラツ王は、裕福なロイド氏の娘[マリー]が自分たちの思惑通りにならなかったことでご機嫌斜めである。マリーが見知らぬ紳士と店に現れると、王は自らマリーに求婚しようと決心する。

シャーンドル王子もブダペストに来ており、ローゼマリー姫が裕福なアメリカ人青年[ボンディ]と駆け落ちしたことを知る。

王は、王子にマリーへの愛の告白をさせようと、わざと不作法にふるまっていたのだった(マリーはもとより王子に夢中なのだ)。

マリーは、初めて会った時から王子を愛していたと告白し、今やふたりがチャールストンを踊る時がやって来た。王子は、チャールストンはもう流行おくれだが、スローフォックスなら喜んでお相手しましょう、と言うのだった。ローゼマリーとの婚約はうまく解決されて、ハッピー・エンドで終わる。

 

企画意図

本活動の企画意図

本作品「シカゴ大公令嬢」はカールマンの作品の中では比較的知られていないオペレッタ作品です。そのため日本での上演回数はアマチュア団体による1回のみであり、プロによる本格的な上演はまだございません。

しかしこの作品は、オペラ・オペレッタがアメリカのジャズの影響を受けながらミュージカルを形成していく時期の作品で、戦間期の旧大陸と新大陸の相克という文化史的な枠組みをしっかりと体感することのできるものとなっております。作中において、ワルツ、チャールダーシュ、ジャズ、チャールストンに中国風の音楽も登場し、オケピットにはオーケストラが、ステージ上においてはジャズバンドがいて演奏するスタイルであり、様々な芸術が次々と披露され湧きかえる作品となっております。

カールマンは、自身がユダヤ人であるがゆえに迫害を受けることを恐れてアメリカに亡命したという経験を踏まえ、ジャンルや人種の垣根を超えてそれぞれの音楽やダンスや国の魅力を体感し、認め合い相互理解することの大切さ、素晴らしさを表現したいという思いが込められたオペレッタ作品となっております。

翻って、現代は高度な情報社会かつグローバル化が進行した社会となっております。日本においてもインバウンドの影響が大きくなり、海外進出するだけでなく、国内においても国際化の影響を感じることが日常的になっており、これを理解することなしには、生活のできない時代となりつつあります。国際化に伴うヒトとモノの交流はプラスの面も数多くあると思いますが、その一方で残念ながら文化の違いや衝突等を感じる場面も誰もが実感するところでもあります。

そういう時代であるからこそ、様々な文化を背景とした登場人物たちが衝突をしながらも相互に認めあい、理解していくことの大切さをテーマとした本作品を観ることで、楽しみながらこれを実感していただくことが有意義であると思います。

また、日本における音楽市場の現状としてコンサートやライブといった生演奏を聴くという市場はかつてないほどの活況であるとの報道がございます。そして、演奏家の間においてはジャンルを超えた音楽を作ろうという試みも見られます。しかしながら、実態としては演奏家も観客もまだまだジャンルや国という垣根に囚われているようです。例えば、弊社が毎週木曜日において開催しているコンサートはその回によってクラシック、ジャズ、ミュージカルと様々なジャンルの方にご出演をいただいている実績がございますが、クラシックの回におけるお客様の層とジャズ、ミュージカルの回における層は残念ながらあまり重なることがないというのが実情です。

様々なジャンルの音楽の魅力にあふれる本作品の上演に際しては、クラシック、ジャズ、ミュージカルという音楽のジャンルの垣根を超えるだけでなく、日本国籍以外の方にも出演者及びスタッフとして参加していただくことを予定しております。このことにより、様々なバックボーンを持つ関係者がお互いに認め合い相互理解しながら公演を作り上げ、ジャンルや人種・文化の違いを超えて相互に理解しあうというカールマンがこの作品に込めた思いを名実共に実現していきます。

一般にクラシック音楽、その中においてもオペラ・オペレッタにつきましては難しいものである、敷居が高い、富裕層や高齢者のものであるというイメージがあります。実際にクラシック系のコンサートやオペラの公演におきましては高所得者や年配者の方々が客席において多数を占めるというのが現状です。

この現状を打破し更に多くの方にクラシック及びオペラ・オペレッタに親しんでいただくため、弊社は、エンターテインメント・クラシックという商標登録を取得し、楽しくわかりやすい公演を開催することにより、クラシックコンサートやオペラ・オペレッタに足を運んでいただいている方々だけでなく、日常においてクラシックとは縁の薄い方々に対しても親しみやすいものを上演し、幅広い層の方々に会場へ足を運んでいただくことを目指してまいりました。

そうした活動を通じ、ミュージカル、ジャズ、ダンス、殺陣、芝居といった他ジャンルの方々と共演するコラボレーションを経て各ジャンルの魅力や奏者や顧客層のカラーの違いにつきましても体感をしてまいりました。

この作品の上演を通じてクラシック・オペラ歌手の魅力とミュージカルやジャスの躍動感や新鮮さ、ダンスや芝居における身体表現等の様々な魅力を融合し表現することができるものと考えております。それによって芸術性とエンターテインメント性を極限まで高めて各ジャンルの顧客層にアピールをすることができ、それぞれのジャンルの魅力を再確認することのできる、公演ができるものと確信をしております。

今回の作品を完成させた暁においては、全国的に市町村や教育機関において公演をしたいと考えております。オペレッタというジャンルは残念ながら日本においては知名度が高いとは言えない状況です。弊社におきましてもオペレッタというものはどういうものであるかということを聞かれる機会が少なくないという実情がございます。そんな状況にある現在において、当作品を上演することにより様々なジャンルの魅力を紹介させていただいた上で、オペレッタというものがいかなるものであるかという位置づけを理解していただくことも併せて目指していきたいと考えております。

シカゴ大公令嬢 参考映像

シカゴ 1

シカゴ 2

シカゴ 3
データの不具合により掲載できておりません。

シカゴ 4

楽譜資料 ヴォーカルスコア ドイツ語 (上演は日本語)
https://www.dropbox.com/sh/6kq74aqqmmwev1p/AAAwZLKpbyXps_1IeppPFqSha?dl=0

 

キャスト・スタッフ

指揮・音楽監督 大浦智弘

演出 今井伸昭

シルヴァリア国王(シャーンドル・ボリス王子の父):
虹組:斎藤忠生
夢組:西義一

シャーンドル・ボリス(シルヴァリア王子):
虹組:高畠伸吾
夢組:倉石真

ローゼマリー(モレニアの王女):
虹組:栗林瑛利子
夢組:今野 絵理香

メアリー・ロイド:
虹組:佐藤 智恵
夢組:森 裕美子

ボンディ(ロイド氏の秘書):
虹組:吉田敦
夢組:大石 洋史

ぺローリン侯爵(シルヴァリアの国務大臣):
虹組:浅山 裕志
夢組:大石 将史

ボヤツォヴィッチ伯爵(シルヴァリアの財務大臣) :
虹組:品田 広希
夢組:志摩 大喜

「グリル・アメリケーヌ」支配人:
虹組:野口 大輔
夢組:中村憲司

ジプシーの楽士長:
虹組:Yui
夢組:星野 沙織

ベンジャミン・ロイド(メアリーの父、シカゴの大富豪):
山下直

メアリーの母:
虹組:あべ静江(ゲスト・8日昼/夜公演出演)
夢組:如月愛梨(9日昼/夜公演出演)

(挿入歌 みずいろの手紙)

下記 全公演出演キャスト

「変てこクラブ」メンバー

アスター :関根 かおる

カーネギー:織田 彩耶子

フォード:神谷 優香

ロックフェラー:西 綾夏

ヴァンダービルト:
Yurino

ダンサー:
宇田川 路代
田中麻衣子

合唱・ダンサー
Musica Celeste合唱団・テアトルアカデミー

【舞台上バンド】

トランペット:林 沙希

コントバラス:新井優香

ドラム:吉島智仁

【アンサンブルオーケストラ】

ヴァイオリン: 小山 啓久

ピアノ:村田 千晶

エレクトーン:福澤 香

 

プロデューサー:佐藤智恵

舞台監督・舞台美術:礒田ヒロシ

照明:磯野 眞也((有)アイズ)

編曲:大野恭史

音響:五十嵐優(Sound Scape)

振付:宇田川路代

ステージング:

影山 慎二

訳詩・台本:吉井淳

広報デザイン:マーブルデザイン

稽古ピアニスト:村田 千晶富永 有里乃、樋口めぐみ、山田麻美子

制作:株式会社ムジカ・チェレステ

※出演者等公演内容に変更が生ずる場合もございます。あらかじめご了承ください。

 

座席表

9列目から段差がある会場です

PDFデータはこちらから

 

協賛

助成:
公益財団法人かけはし芸術文化振興財団

協賛:
株式会社キビラ
株式会社ミニミニ城北
有限会社信和プロジェクト

後援:
日本ハンガリー友好協会
クラシックを聴こう協会
ミセスジャパン
一般社団法人キャリアブランディング協会
一般社団法人日本セルフプロデュース協会
桜ことスクール

協力:
株式会社テアトルアカデミー
音楽&映像関係者キャスティング


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